みなさんこんにちは。
以前、薬剤師にもフリーランスという選択があることを紹介する記事を書きました。
薬剤師の働き方に新しい選択肢！フリーランスで広がる可能性とは？
フリーランス薬剤師として独立を考える人は、自由な働き方や高収入の可能性に魅力を感じることが多いでしょう。
しかし、独立には魅力的な側面がある一方で、避けられないデメリットも存在します。
成功するためには、そのリスクや課題に備え、適切な対策を講じることが不可欠です。
この記事では、フリーランス薬剤師が直面する5つの主なデメリットを紹介し、それらにどのように対応すればよいかを考えていきます。
リスクを事前に理解して、現実的な視点から独立を成功させるための一歩を踏み出しましょう。
もくじ
デメリット1：「収入の不安定さ」とその対策
収入の不安定さ
フリーランス薬剤師としての最大のデメリットの一つは、収入が安定しないことです。
固定給がないため、仕事の依頼数や内容によって収入が大きく変動します。
特に、契約が途切れた場合や、経済状況の悪化、医療業界の変動があると仕事が減少するリスクも考えられます。
対策
対策としては、複数の収入源を持つことが最も効果的です。
病院や薬局以外にも、製薬企業やオンラインでの業務など、異なる分野の仕事を手掛けることでリスクを分散し、経済的な不安を軽減できます。
下記のようなクラウドソーシングサイトでお仕事を探してみるのもひとつの手段です。
また、資金の貯蓄や投資を行い、万が一に備えることも重要です。
デメリット2：「社会保険や税金の負担」とその対策
社会保険や税金の負担
フリーランス薬剤師として独立すると、社会保険や税金の負担が会社員時代よりも増加します。
年収600万円で得するのはどっち？フリーランスと会社員の税金・保険料を比較＆節税ポイントも紹介
会社員では企業が負担していた社会保険料の一部を、フリーランスでは全額自己負担しなければなりません。
さらに、収入が増えると税金も増えるため、思った以上に手取りが少なくなることがあります。
対策
税務や保険に関する知識が重要です。
まずおすすめはFP3級をご自身で取得することです。
FP3級は税金や社会保険などについて必須の知識が詰まっているので、フリーランスとして独立をお考えの方はぜひ勉強してください。
FP3級でしたら市販のテキストやほんださんのYoutubeチャンネルを活用して独学でも十分取得可能です。
独学が不安な方は以下のようなオンライン学習サービスもおすすめです。
また、税理士などの専門家に依頼し、確定申告を適切に行うことで、税金を正しく計算し節税を行うことが可能です。
長期的に見て、税金の負担を減らし、手取りを増やすことが成功への鍵です。
デメリット3：「孤独感とモチベーションの維持」とその対策
独感とモチベーションの維持
フリーランス薬剤師として働くと、会社員時代にあった同僚や上司のサポートを受けられないため、孤独を感じることが多くなります。
特に、現場ではなく在宅での作業が多い場合、他の人との接触機会が減り、モチベーションの維持が困難になることがあります。
対策
同業者とのネットワーキングやフリーランスのコミュニティへの参加が効果的です。
これにより孤独感を和らげ、日々の目標を設定して進捗を確認することで、自己管理能力も高めることができます。
人とのつながりを持ち、定期的に自己チェックを行うことで、モチベーションを維持することができるでしょう。
デメリット4：「スキルの陳腐化とキャリアの停滞リスク」とその対策
スキルの陳腐化とキャリアの停滞リスク
フリーランス薬剤師は、会社員のように研修やチームとの情報共有が少ないため、スキルが時代遅れになるリスクがあります。
業界の新しい知識や技術を習得しないままでいると、将来的にキャリアの停滞や転職時に不利になる可能性が高まります。
対策
自己投資、自己研鑽を怠らないことが大切です。
定期的な研修への参加やオンライン学習を活用し、最新の知識や技術を学び続けることで、キャリアを維持・向上させることができます。
自己成長に努めることで、キャリアの停滞を防ぎ、フリーランスとしての成功を持続させることができるでしょう。
デメリット5：「業務外の負担」とその対策
業務外の負担
フリーランス薬剤師として独立すると、案件獲得や報酬交渉、契約の確認、税務などの薬剤師としての業務以外のタスクが大幅に増加します。
これにより、本業である薬剤師としての業務に割く時間が減り、ストレスや負担が増える可能性があります。
特に、独立初期にはこれらの事務作業が大きな壁となり得ます。
対策
時間管理を徹底し、必要に応じて専門家にアウトソーシングすることが推奨されます。
税理士やエージェントのサポートを活用することで、業務外の負担を軽減し、本業に集中できる体制を整えることが成功の鍵となります。
また、クラウドソーシングサービスで事務手続きなどを外注することもできますよ。
クラウドソーシングサービスはお仕事を受注も発注もできるので登録しておくことをおすすめします。
フリーランス薬剤師として独立する際のデメリットとその対策
フリーランス薬剤師の独立は、自由な働き方を実現できる一方で、以下ようなの重要なデメリットも存在します。
- 収入の不安定さ
- 社会保険・税金の負担
- 孤独感とモチベーション維持の難しさ
- スキルの陳腐化とキャリア停滞のリスク
- 業務外の負担
これらのリスクに対処するには、複数の収入源を持つことや、税理士などの専門家のサポートを活用して税金対策を行うこと、本業以外の部分はアウトソーシングすることが有効です。
また、他のフリーランスとのネットワーキングや定期的なスキルアップを行うことで、孤立を防ぎ、長期的にキャリアを発展させることが可能です。
フリーランス薬剤師として成功するためには、自己管理や自己投資が不可欠です。
リスクを理解し、それに対して計画的に対応することで、より安定したフリーランスライフを築けるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
