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研修認定薬剤師とは?取得の流れと単位の集め方・更新のコツ

「研修認定薬剤師、とったほうがいいのはわかっているけれど、どこから手をつければいいかわからない」。そう感じている薬剤師さんは少なくありません。

この記事では、研修認定薬剤師の取得要件・単位の種類・PECS(電子申請システム)の使い方・更新のポイントをまとめて整理します。

研修認定薬剤師とは

研修認定薬剤師は、公益財団法人 日本薬剤師研修センター(JPEC)が認定する資格です。薬剤師として一定期間内に必要な研修単位を取得し、継続的に学習していることを証明します。

この資格は「キャリアのための資格」というよりも、薬剤師として当然備えておくべき継続学習の証として位置づけられています。かかりつけ薬剤師の算定要件にも含まれているため、薬局勤務の薬剤師にとっては特に重要です。

かかりつけ薬剤師との関係

かかりつけ薬剤師指導料を算定するには、薬剤師認定制度認証機構(CPC)が認証する研修認定を取得していることが要件の1つです。JPECの研修認定薬剤師はこれに該当します。薬局勤務の方は早めに取得しておくと、業務の幅が広がります。

新規取得に必要な条件

新規申請では、次の条件を満たす必要があります。

  • 薬剤師名簿登録日以降に取得した単位であること
  • 認定申請日から遡って4年以内に40単位以上取得していること
  • PECS(薬剤師研修・認定電子システム)に登録していること

申請はすべてPECS上でオンラインで行います。紙の手帳やシールは不要になりました(2022年4月から完全電子化)。

更新に必要な条件

認定取得後の更新は3年ごとです。更新要件は次のとおりです。

  • 認定開始日から1年ごとに区切り、各年5単位以上取得していること
  • 3年間の合計で30単位以上取得していること

「3年で30単位だから最後の年にまとめてとればいい」と思いがちですが、各年5単位以上という条件があるため、毎年コツコツ取り続けることが必要です。

単位の種類と取り方|比較表

単位には複数の種類があります。それぞれの特徴を整理します。

種類内容上限特徴
集合研修(対面)学会・勉強会・講習会などなし質が高い・単位認定が明確
集合研修(Web)オンラインセミナーなし場所を選ばない・近年充実
eラーニングJPEC認定のオンライン講座なし自分のペースで受講できる
自己研修添付文書・論文の自己学習など算入に制限あり(2026年4月改定)手軽だが制約が増加
学術発表学会発表・ポスター発表算入に制限あり発表経験がある人向け
論文掲載学術雑誌への論文掲載算入に制限あり研究・論文活動がある人向け

※ 2026年4月1日から、自己研修の算入制限が厳しくなっています。最新情報はJPEC公式サイトでご確認ください。

PECSの使い方

PECS(薬剤師研修・認定電子システム)は、JPECが提供する単位管理・申請システムです。2022年4月から完全移行しており、紙の手続きは原則廃止されました。

PECSでできること

  • 取得単位の管理・確認
  • 新規認定・更新申請のオンライン手続き
  • 研修受講履歴の記録
  • 認定証の確認

研修を受けた際に単位が自動的に付与される場合と、自分でPECSに申請が必要な場合があります。受講した研修がPECS連携かどうか、事前に確認しておくとスムーズです。

効率よく単位を集めるコツ

研修認定薬剤師の単位は、意識的に取りにいかないと気づけば不足していた、ということが起こりやすいです。以下のポイントを参考にしてください。

①年間スケジュールに組み込む

毎年5単位以上が必要なので、年度初めに「この年は何単位どこで取るか」を大まかに決めておくと、年末に慌てずに済みます。年に2〜3回のセミナー・学会参加を習慣にすると安定して単位が取れます。

②eラーニングを隙間時間に活用する

JPECやMP-Learningなどのeラーニング講座は、スマートフォンやパソコンで受講できます。通勤時間・休憩時間を活用しやすく、単位を効率よく積み上げる手段として有効です。ただし1単位 = 90分の受講が目安となっています。

③PECS上で残り単位数を定期確認する

PECSにログインすれば、現在の取得単位数と不足単位数を確認できます。半年に一度は確認するクセをつけておくと、更新前に慌てることがなくなります。

④職場の勉強会・院内研修も単位対象か確認する

職場で開催される勉強会がJPEC認定の研修プログラムとして登録されていれば、日常業務の中で単位が取れます。所属先の薬剤師会や職場の担当者に確認してみましょう。

取得のメリット

研修認定薬剤師を取得することで、次のようなメリットがあります。

  • かかりつけ薬剤師の算定要件を満たせる(薬局勤務の場合)
  • 職場によっては資格手当(月5,000〜10,000円程度)が支給される
  • 転職時に学習姿勢のアピールになる
  • 医師・多職種からの信頼が高まりやすい
  • 継続学習の習慣が身につく

資格手当よりも、日常的に学習し続ける仕組みができることの方が、長期的には大きな価値になります。

まとめ

研修認定薬剤師は、特別難しい試験があるわけではありません。ただ、単位を毎年コツコツと積み上げ、PECSで管理しながら申請・更新を続けていく継続力が求められます。

区分必要単位数期間
新規取得40単位以上名簿登録後〜申請日の4年以内
更新(3年ごと)30単位以上(各年5単位以上)認定開始日から3年間

「今年はまだ取れていない」と気づいたときが始めるタイミングです。まずはPECSに登録して、現状の単位数を確認するところから始めてみてください。

薬剤師として情報収集・学習ツールを使いこなしたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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