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フリーランス新法で変わる!フリーランス薬剤師の働き方と報酬を守るための新ルール

みなさんこんにちは。

みなさんはフリーランス新法をご存知ですか?

会社員で働いている方にはあまり関係ないかもしれませんが、現在フリーランスで働いている方や、今後フリーランスへの転身を考えている方は知っておいたほうが良い法律です。

施行も間近の法律なのでおさえておきましょう。

フリーランス新法とは?

正式には「フリーランス・事業者間取引適正化等法」という名前の法律です。

2024年11月から施行される「フリーランス新法」は、フリーランス労働者の労働環境の改善と法的保護を目的とした法律です。

この法律は、従来の労働法が適用されないフリーランスの労働者に対して、新たな法的枠組みを提供しています。

以下に、この法律の主なポイントをフリーランス薬剤師の視点から解説します。

1. 労働条件の明確化

フリーランス薬剤師が複数の薬局や病院と契約する際、労働条件が明確に記載された契約書を交わすことが求められます。

これには、報酬の支払い方法や支払い期日、勤務時間、業務内容などが含まれます。

新法により、これらの条件が明確化されることで、不透明な契約によるトラブルを避けることができます。

契約書を交わす際はきちんと内容を確認しましょう。

2. 報酬の支払い保証

新法では、発注者がフリーランスに対して適正な報酬を遅滞なく支払うことが義務付けられています。

これにより、フリーランス薬剤師が報酬未払いのリスクを減らし、安定した収入を得ることが期待されます。

私は経験がありませんが、報酬の支払いが遅延したり支払われないこともあるそうなので、支払保証があるのは安心感がありますね。

3. 契約解除のルール

契約解除に関するルールも整備されました。

例えば、契約を解除する場合には、一定の事前通知期間が設けられます。

これにより、フリーランス薬剤師は突然の契約解除による収入減少のリスクを軽減できます。

契約書にもきちんと契約解除の条件などを明記しておくとより良いと思います。

4. 労働保険の適用

新法では、フリーランスにも労働保険(労災保険)の適用が拡大されることが検討されています。

これにより、業務中の事故や病気に対する保障が受けられるようになります。

たとえば、病院や薬局での業務中に発生した事故による怪我も労災保険の対象となります。

5. 育児介護等と業務の両立に対する配慮義務

『フリーランスから申出があれば、その妊娠、出産、育児介護と両立して業務に従事できるよう、「育児介護等の状況に応じた必要な配慮」が求められます』と記載されています。

ただし、契約期間6ヶ月以上の場合は義務、6ヶ月未満の場合は努力義務となっている点には注意が必要です。

フリーランスが育児介護を理由に配慮を申し出た場合に、契約の打ち切りや報酬の減額など、不利益な扱いを受ける可能性が低くなることが期待できます。

これによって育児中や介護が必要な世代でもフリーランスとしての活動がしやすくなるのではないでしょうか。

実際私も5歳児、2歳児の育児をしながら働いているので、契約している事業所から配慮していただけるのであればとても助かります。

まとめ

フリーランス新法は、フリーランス薬剤師にとっても大きなメリットがあります。

労働条件の明確化、報酬の支払い保証、契約解除のルール整備、労働保険の適用拡大などにより、安定した働き方が実現できるようになります。

今回紹介した以外にも様々なルールが規定されるので以下のリンクも参考にしてみてください。

これからフリーランスとして働こうと考えている薬剤師や、既にフリーランスとして活動している薬剤師にとって、この新法を理解し、適切に活用することが重要です。