皆さん、こんにちは。
フリーランス薬剤師として活動する中で、多くの重要なスキルを学んできましたが、その中でも「共感力」は特に強力なポータブルスキルだと感じています。
今回は、共感力とは何か、なぜ重要なのか、どのような場面で役立つのか、そして共感力を鍛える方法についてお伝えします。
もくじ
共感力とは？
共感力とは、他者の感情や視点を理解し、共有する能力を指します。
簡単に言えば、相手がどのように感じ、何を考えているのかを理解し、それに適切に対応する力です。
共感力は、感情的な理解と認知的な理解の両方を含んでいます。
- 感情的な理解：相手の感情に共鳴し、その感情を共感すること。
- 認知的な理解：相手の視点や考え方を理解し、論理的に把握すること。
共感力が重要な理由
共感力は、人間関係を築く上で極めて重要な要素です。
特に、フリーランス薬剤師のように多くの人と接する仕事では、共感力が信頼関係の構築に直結します。
その理由として以下のようなものがあげられます。
1.信頼関係の構築
患者やクライアントが安心して自身の状態や気持ちを話せるようにするためには、信頼関係が不可欠です。
共感力を発揮することで、相手が「自分を理解してくれている」と感じ、信頼を寄せやすくなります。
2.コミュニケーションの向上
共感力は効果的なコミュニケーションを促進します。
相手の気持ちや立場を理解することで、適切な言葉選びや対応ができるようになります。
3.問題解決能力の向上
相手の視点を理解することで、問題の根本原因に気づきやすくなり、適切な解決策を見つけることが可能になります。
共感力が役立つシーン
共感力が活躍する場面は多岐にわたります。
以下はその一例です。
1.患者との対話
患者が自分の症状や悩みを話す際、共感力を持って対応することで、患者に安心感を与え、信頼関係を深めることができます。
また、話しやすい環境を作ることで、より正確な情報を引き出すことができます。
2.チームメンバーとの協力
他の医療スタッフやクライアントと協力する際、相手の立場や視点を理解することで、円滑なコミュニケーションが取れ、効率的に業務を遂行することが可能です。
3.クライアントとの交渉
フリーランスとしての仕事では、クライアントとの交渉が避けられません。
共感力を持って相手のニーズや要望を理解することで、双方が納得のいく結果を得ることができます。
共感力の鍛え方
共感力は生まれつきのものではなく、意識的に鍛えることができるスキルです。
以下は、共感力を養うための具体的な方法です。
1.積極的な聴き方
相手の話を遮らず、しっかりと聴くことが重要です。
質問を投げかけることで、相手の話に興味を持っていることを示し、深く理解しようとする姿勢を見せましょう。
質問に関しても、オープンな質問とクローズな質問を効率的に織り交ぜていきましょう。
2.視点を変える
自分の立場だけでなく、相手の視点から物事を考える練習をしましょう。
これにより、相手の気持ちや考えをより深く理解することができます。
3.感情のラベリング
相手の感情を言葉にすることで、その感情を認識しやすくなります。
たとえば、「あなたは今、辛い気持ちを感じているようですね」と言うことで、相手の感情に共鳴できます。
これが薬学部の実務系の授業の中でも習うことがおおいかもしれませんね。
4.自己反省
自分の行動や言動が相手にどのような影響を与えたかを振り返る習慣を持ちましょう。
これにより、共感力の向上を促進できます。
私も以前は反射的に言葉がでて、相手がどう感じたかを振り返ることはなかったのですが、今ではその時に相手はどう感じたか、自分が相手の立場ならどう感じるかを考えるようにしています。
5.読書や映画鑑賞
さまざまなキャラクターの視点や感情を体験することで、共感力を養うことができます。
特に、異なる背景を持つキャラクターが登場する作品は、視野を広げる助けとなります。
共感力を鍛えるのに最適な映画は、他者の視点や感情に深く入り込むストーリーを持つものが多いです。
共感力を高めるためにおすすめの映画
以下にいくつかのおすすめ映画を紹介します。
1. 『シンドラーのリスト』（1993年）
ナチス占領下のポーランドを舞台に、ユダヤ人を救った実業家オスカー・シンドラーの実話に基づく感動の物語。
戦争や人間の残酷さに対する共感力を養うのに適しています。
アマゾンプライム会員は無料で見られます。
2. 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』（1997年）
マサチューセッツ工科大学の掃除人でありながら、天才的な数学の才能を持つ青年ウィルが、精神科医との出会いを通じて自己理解と成長を遂げる物語。
複雑な感情や人間関係に共感する力を高めることができます。
3. 『ライフ・イズ・ビューティフル』（1997年）
第二次世界大戦中、ユダヤ人の父親が収容所で息子を守るために見せる愛とユーモア。
困難な状況における人間の感情に共感し、深く考えさせられる作品です。
4. 『ワンダー 君は太陽』（2017年）
顔に障害を持つ少年オギーが、新しい学校でいじめに直面しながらも成長していく感動のストーリー。
外見や障害に対する偏見を乗り越え、他者の視点を理解することがテーマです。
アマゾンプライム会員は無料で見られます。
5. 『インサイド・ヘッド』（2015年）
人間の感情を擬人化して描いたアニメーション映画。
感情の働きとそのバランスが人々にどのように影響を与えるかを考えさせる作品で、共感力の基礎を学ぶのに役立ちます。
今現在、続編も公開されていますね。
これらの映画は、さまざまなキャラクターや状況に共感する機会を与え、感情的な理解を深める助けになります。
上記の映画はAMAZONプライムビデオやディズニープラスでお得に見られますよ。
まとめ
共感力は、どのような職業でも役立つスキルであり、特にフリーランスとしての成功に欠かせないものです。
日々のコミュニケーションの中で意識的に共感力を鍛えることで、より豊かな人間関係を築くことができるでしょう。
なにか参考になる点があったら幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
