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日本の新型コロナワクチン完全ガイド:選ぶべきワクチンはどれ?

新型コロナウイルスの感染が続く中、ワクチン接種は私たちの健康を守る重要な手段です。

しかし、ワクチンの種類が増えるにつれ、『どれを選べばいいの?』と悩む人も多いのではないでしょうか。

コミナティ(ファイザー)、スパイクバックス(モデルナ)、ヌバキソビッド(ノババックス)、そして国産のダイチロナ(第一三共)まで、それぞれのワクチンには異なる特徴と効果があります。

この記事では、各ワクチンのメリット・デメリットをわかりやすく解説し、あなたに最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。

日本で使用されている新型コロナワクチンの特徴とメリット・デメリット

現在、日本で使用されている新型コロナワクチンには、主に4種類の製品があり、それぞれのワクチンは異なる技術や特徴を持っています。

医療者や患者が最適な選択を行うためには、それぞれのメリットやデメリットを理解することが重要です。

1. ファイザー社製ワクチン(商品名:コミナティ®)

特徴

ファイザー社製のmRNAワクチン「コミナティ®」は、現在オミクロン株に対応したバージョンが提供されています。

世界的に広く使用されており、高い信頼性と実績があります。

メリット

  • 高い有効性
    新型コロナウイルスに対して高い予防効果が認められています。
  • オミクロン株対応
    最新の変異株に対しても効果を発揮する新しいバージョンが開発されています。
  • 迅速な改良
    mRNA技術により、変異ウイルスに対しても迅速に改良が進められる可能性があります。

デメリット

  • 副反応
    注射部位の反応:注射した部位の痛みや腫れがほぼ全例で発生します。
    全身症状:発熱、倦怠感、頭痛、関節痛などが高頻度で起こります。
    重篤な副反応:まれに心筋炎などの重篤な副反応が報告されています
  • 温度管理が厳しい
    -75°C±15°Cで有効期限まで保存可能です。
    -20°C±5°Cで14日間保存できます。
    2~8°Cの冷蔵庫で31日間保存できます。

2. モデルナ社製ワクチン(商品名:スパイクバックス®)

特徴

モデルナ社製のmRNAワクチン「スパイクバックス®」もオミクロン株に対応しており、ファイザー社製と同様に幅広い年齢層に接種されています。

メリット

  • 長期的な効果
    2回目接種後の抗体の持続性が高いとされています。
  • オミクロン株対応
    変異株にも効果的で、感染予防効果が期待されています。

デメリット

  • 強い副反応
    ファイザー社製と比較して、副反応が強いことがあるため、特に若年層での発熱や倦怠感が多く報告されています。
    局所症状:注射部位の疼痛が非常に高頻度(88.5%)で発生します。腫脹・硬結(15.4%)や発赤・紅斑(12.9%)も比較的多く見られます。
    全身症状:疲労(66.8%)、頭痛(55.8%)、筋肉痛(49.8%)、関節痛(35.5%)などが高頻度で発生します。悪寒(38.3%)や発熱(16.4%)も一定の割合で見られます。
    その他の症状:リンパ節症(20.2%)や悪心・嘔吐(21.7%)も報告されています。
  • 特定の集団への影響
    女性の方が男性よりも全体的に副反応の発現頻度が高い傾向があります。

3. ノババックス社製ワクチン(商品名:ヌバキソビッド®)

特徴

ノババックス社の「ヌバキソビッド®」は、従来のタンパク質ベースのワクチンで、mRNAワクチンとは異なる技術で作られています。1価ワクチンとして利用されています。

メリット

  • 安定した技術
    従来の技術を使用しているため、mRNAワクチンに不安を感じる方に適しています。
  • 副反応が軽い
    mRNAワクチンに比べて副反応が軽いとされ、発熱や倦怠感が少ないと報告されています。
  • 冷蔵保存が可能
    通常の冷蔵設備で保管できるため、物流が容易です。

デメリット

  • 効果の限界
    mRNAワクチンに比べて変異株に対する効果が劣る可能性があります。
  • データの蓄積不足
    mRNAワクチンに比べ、臨床データが少ないため、長期的な効果についての情報が限定されています。

4. 第一三共社製ワクチン(商品名:ダイチロナ®)

特徴

ダイチロナ®は、日本の製薬会社である第一三共が開発した国産初のmRNAワクチンで、2023年8月に製造販売承認を受けました。

このワクチンは、スパイク蛋白質の受容体結合領域(RBD)を標的とし、冷蔵保存が可能です。

主に追加接種用として開発されています。

メリット

  • 国産ワクチン
    日本国内で開発・製造されているため、国内供給が安定しています。
  • 冷蔵保存が可能
    他のmRNAワクチンと異なり、通常の冷蔵設備で保管が可能なため、流通や保管が容易です。
  • オミクロン株対応
    オミクロン株にも対応する新しいワクチンの開発が進行中です。

デメリット

  • 使用実績の少なさ
    他のワクチンと比較して接種者数が少ないため(70,519回分)、副反応の全体像がまだ十分に把握されていない可能性があります。
  • 副反応
    一般的な副反応:注射部位の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱などが発生する可能性があります。
    重大な副反応:ショックやアナフィラキシーなどの重大な副反応が稀に起こる可能性があります。
    特定の副反応:心筋炎や心膜炎のリスクについては、他のmRNAワクチンと同様に注意が必要です。

まとめ

日本で使用されている新型コロナワクチンは、各メーカーの技術や開発方針により、それぞれ特徴があります。

ファイザー社の「コミナティ®」やモデルナ社の「スパイクバックス®」は、オミクロン株にも対応しているmRNAワクチンで、予防効果が高い一方、副反応が強い場合があります。

ノババックス社の「ヌバキソビッド®」は、従来技術を使用したワクチンで、mRNAワクチンに不安がある方には適しています

国産の「ダイチロナ®」は、冷蔵保存が可能な国産mRNAワクチンとして、国内供給が安定していますが、普及が進む中で今後の効果や使用データが期待されています。

医療者や患者は、これらの情報を基に、それぞれの状況に合ったワクチンを選択することが重要です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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