みなさんこんにちは。
今回はフリーランス薬剤師の年収のだいたいの相場感について紹介したいと思います。
勤務薬剤師の平均年収については以下の記事を参考にしてください。
薬剤師の各勤務先における平均年収はじめに
フリーランス薬剤師は、薬局や病院、クリニック、企業など複数の医療機関や組織と契約し、独立して薬剤師業務を提供する専門職です。
フリーランスとして働くことで、柔軟な働き方や多様な経験を積むことができる一方で、収入も一定の範囲で変動することがあります。
本記事では、フリーランス薬剤師の年収について解説します。
①フリーランス薬剤師の年収の構成要素
フリーランス薬剤師の年収は、以下の要素によって決まります。
業務内容と専門性
専門的な知識やスキルが求められる業務ほど、報酬が高くなる傾向にあります。
特にがん化学療法、緩和ケア、糖尿病療養指導士などの専門分野での経験は評価されます。
契約先の医療機関が求めているスキルと自分が持っているスキルがマッチすれば報酬を高く設定しやすいです。
契約形態
時間給、日給、月給、あるいはプロジェクト単位での報酬が設定されることがあります。
契約形態によって収入の安定性や変動が異なります。
時間給での契約ですと時間の切り売りのようになってしまう可能性があるので注意しましょう。
以下の記事で紹介している方のようにCrowdWorksなどのクラウドソーシングサービスで少しずつ実績を積んで単価を上げていくということもできます。
フリーランスとして自由な働き方を得た方の実例働く場所と需要
都市部や人口密集地域では需要が高く、報酬も比較的高くなることが多いです。
しかし、ここ近年では都市部では薬剤師の供給が過多になりつつあり、単価が下がっているという話も聞くので今後の薬剤師人口の動向も注視しておきましょう。
一方、地方や過疎地では報酬が低くなる場合もありますが、逆に需要が高いため高い報酬が提示されることもあります。
過疎地ではとにかく薬剤師が不足しているので、かなり高額な報酬を提示される場合もあります。
労働時間
フルタイムで働く場合とパートタイムで働く場合では年収に大きな差が出ます。
自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことが可能です。
子どもが小さいうちは子どもとの時間を多く取りたいので働く時間は短く、子どもがある程度大きくなったら働く時間を伸ばして多く稼いでいくという働き方もできますよ。
②フリーランス薬剤師の年収の目安
フリーランス薬剤師の年収は、上記の要素によって大きく変動しますが、一般的な目安として以下のような範囲が考えられます。
- 新人・経験の浅いフリーランス薬剤師: 年収400万円〜600万円程度
- 中堅のフリーランス薬剤師: 年収600万円〜900万円程度
- ベテラン・専門性の高いフリーランス薬剤師: 年収900万円〜1200万円以上
実際に私は薬剤師歴10年の中堅にあたる世代ですが、フリーランスとして働き始めてから毎月60〜70万円程度の報酬はいただいています。
なので、年収に換算すると700〜800万円程度ですね。
会社員時代に比べて働く時間も短いですし、自由に働けているので子どもがまだ小さい今現在でしたらこのくらいの収入で続けていけたらいいかなと思っています。
私がフリーランスになった理由も興味があればこちらもご覧ください。
私がフリーランスになった理由③フリーランス薬剤師の年収を上げるためのポイント
専門知識とスキルの向上
継続的な勉強や資格取得、研修への参加など、自己研鑽を怠らないことが重要です。
医療の世界は日進月歩なので、常に学習し続ける姿勢は持ち続けましょう。
ネットワーキング
医療機関や他のフリーランス薬剤師とのネットワーキングを通じて、新たな契約や仕事の機会を見つけることができます。
契約先を増やすことは収入の安定にも繋がります。
マーケティングとブランディング
自分自身のブランドを確立し、SNSや専門サイトを活用して自分の強みや実績をアピールしましょう。
そうすることで高い報酬を得る契約に結びつけることができます。
自分自身のブランドを確立するためにはまずは自分の得意なことや強みを明確にしましょう。
多様な契約先を持つ
複数の契約先を持つことで、収入源を多様化し、安定した収入を確保することができます。
実際の医療現場にでて働くだけでなく、在宅でできるライターなどの仕事見つけることもおすすめです。
まとめ
フリーランス薬剤師の年収は、多様な要因によって決まります。
専門知識の向上やネットワーキング、ブランディングなどを通じて、自分の市場価値を高めていくことが可能です。
フリーランスとしての働き方を選ぶことで、自由なライフスタイルを実現しつつ、満足のいく収入を得ることができます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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