病院薬剤師として長く働いていると、「この働き方をこの先も続けたいか」と考える瞬間があります。仕事自体に意味がないわけではないのに、どこか息苦しさがある。そんなモヤモヤは、忙しい日々の中では後回しにしがちです。
私が独立を考え始めたきっかけは、今の仕事が嫌いになったからではなく、この先の選択肢が見えにくくなったからでした。
もくじ
まず結論
病院勤務10年で感じた違和感は、「安定しているのに納得感が積み上がらない」という感覚でした。独立は勢いではなく、その違和感の正体を言葉にしたあとで、比較と準備を重ねて選んだ流れです。

| 当時感じていたこと | 今振り返って分かること |
|---|---|
| 仕事は続けられるが、このままでよいか不安 | 働き方より、将来の選択肢の少なさが気になっていた |
| 専門性はあるが収入の伸びが見えにくい | 環境依存の要素が大きかった |
| 安定はあるが自由度が低い | 自分で設計できる余地を求めていた |
問題の本質
キャリアの違和感は、職場への不満だけで生まれるわけではありません。むしろ多いのは、「今の働き方でも何とかなるけれど、将来に希望が広がっていく感じがしない」というタイプの悩みです。
私自身も、病院薬剤師としてのやりがいや学びは感じていました。ただ、それと同時に「10年後もほぼ同じ景色が続くかもしれない」という感覚が強くなっていきました。
安定していることと、納得できることは同じではありません。
私が限界を感じた3つのポイント
1. 収入と働き方の上限が見えやすかった
病院勤務は学べることが多い一方で、収入や時間の自由度は制度や組織に左右されやすいです。努力がすぐ報われる構造ではない場面も多く、長く働くほど上限が意識されました。
2. 選択肢を知らないこと自体が不安だった
当時の私は、病院勤務を続ける以外の働き方を具体的に知っていたわけではありません。派遣、業務委託、副業、情報発信など、比較対象が少なかったことが不安を大きくしていました。
3. 自分の市場価値を確認していなかった
今の職場での評価しか知らないと、自分が外でどう見られるかが分かりません。そこが見えないまま将来を決めるのは、思った以上に怖いことでした。
解決のきっかけになったこと
転機になったのは、いきなり独立を決めたことではありません。まずは転職サービスや案件情報を通して「外ではどんな働き方があるのか」を知ったことでした。そこから、副業や情報発信も含めて、自分で収入の柱を作る考え方が少しずつ現実味を持ちました。
決断の前に必要だったのは、勇気より比較材料でした。
今ならこう考える
| 当時の考え | 今の考え |
|---|---|
| 独立するか、今のまま続けるか | 派遣、副業、転職、情報発信も含めて段階的に考える |
| 不安があるならまだ早い | 不安があるからこそ情報収集を始める |
| 自分に向いているか分からない | 向き不向きは行動しながら見えてくる |
今日からできる行動
まとめ
私が独立を選んだ理由は、病院勤務が悪かったからではなく、この先の選択肢を自分で広げたかったからです。違和感を見て見ぬふりにせず、比較して、準備して、少しずつ動いた結果として独立という選択につながりました。
キャリアの違和感は、逃げたい気持ちではなく、働き方を見直すサインのことがあります。


