みなさんこんにちは。
今回は薬剤師の勤務先別の平均年収をご紹介したいと思います。
日本における薬剤師の平均年収は、勤務先によって大きく異なります。
以下では、病院、薬局、ドラッグストア、企業に勤める薬剤師のそれぞれの平均年収について説明します。
フリーランスの薬剤師の年収に関しては私の例も含め別記事で紹介させていただきたいと思います。
手っ取り早く年収を上げたい、しかしフリーランスはリスクがあって怖いという方は現在の職場で働くよりも以下の平均年収を参考に転職してしまうというのも有効な手だと思います。
①病院勤務の薬剤師
病院に勤務する薬剤師の平均収入は、他の勤務先と比べてやや低い傾向にあります。
病院薬剤師の役割が高度な医療提供に関わり、勤務時間や業務内容が複雑である割に年収が低くここ最近の若い子たちにはあまり人気がないように思います。
急性期病院か療養病院かというところでも変わってはきますが、平均年収はおおよそ450万～550万円程度です。
実際に私が総合病院に勤めていたときも当直の手当込みでも上記の水準程度でした。
それでも総合病院であれば調剤薬局やドラッグストアに比べ学べることが多いので、年収は低くても今後のキャリアアップやフリーランスへの転身を考えると病院薬剤師としての経験は年収以上の価値が出る可能性はあります。
私も病院での長年の経験のおかげで今現在はそこそこ高い単価で契約を得ることができています。
②調剤薬局勤務の薬剤師
調剤薬局に勤務する薬剤師は、調剤業務や患者への薬剤説明などを主に行います。
上記に加え、ここ最近では患者宅にて在宅医療に携わる機会が多いですね。
実際、私が契約している調剤薬局でも個人宅や施設などの在宅業務に力を入れている事業所も多いです。
薬局勤務の薬剤師の平均年収は、500万～600万円程度です。
薬局の規模や場所、転勤可能か、店舗兼務可能かによっても年収は変動します。
管理薬剤師であればその手当分年収は高くなります。
ここ最近は都市部では薬剤師の供給が過多になりつつあり、やや年収がさがりつつあるというお話も聞くので、地域によっても年収は変わります。
逆に僻地でしたら年収800万円以上ということもあるようです。
実際に私は青森の聞いたことない地区の調剤薬局から年収800万円程度でお話をいただいたことがあります。
③ドラッグストア勤務の薬剤師
ドラッグストアに勤務する薬剤師は、調剤業務に加えて一般薬の販売や健康相談を行うことが多いです。
OTC薬の販売は患者さんの症状を聞いて、自分で適した薬を選択できるという楽しさはあると思います。
しかし、企業によってはノルマがあったり、利益率の高い商品を勧めるように指示される場合もあるので注意が必要です。
ドラッグストア勤務の薬剤師の平均年収は、他の勤務先よりも高くなる傾向があります。
平均年収は550万～650万円程度が多いです。
特に大手チェーン店で転勤可能であったりする場合は、給与が高いことが多いです。
エリアマネージャー等の管理職になればさらに年収は上がりますが、苦労やストレスの増加に対しての年収の上がり幅についてはよく検討したほうがいいと思います。
④企業勤務の薬剤師
製薬企業や医薬品関連企業に勤務する薬剤師は、研究開発、品質管理、薬事業務などを担当します。
企業に勤務する薬剤師の平均収入は、他の勤務先と比較して最も高い傾向にあります。
平均年収は600万～800万円以上となることが多いです。
特に外資系企業や大手製薬会社では、より高い収入が期待できます。
私の友人の外資系製薬会社のMRさんは30代半ばにして年収1000万円超えています。
しかし、営業のストレスや資料作りや報告書作りで23時頃まで仕事している日が多かったり、幼い子ども3人と妻と離れて単身赴任をしているなど、大変なことも多そうです。
その友人は数年前は高知県、昨年まで秋田県、今年から静岡県に赴任しています。
営業が苦ではない方、様々な土地を渡り歩くのが好きな方、家族と離れて単身赴任でも良い方に向いているかもしれません。
まとめ
日本における薬剤師の平均年収は、勤務先によって大きく異なります。
以下に各勤務先の平均年収をまとめました。
- 病院勤務: 450万～550万円
- 薬局勤務: 500万～600万円
- ドラッグストア勤務: 550万～650万円
- 企業勤務: 600万～800万円以上
薬剤師としてのキャリアを選ぶ際には、自身のライフスタイルやキャリアプランに合った勤務先を選ぶことが重要です。
冒頭でも紹介したように年収を上げたいのであれば転職が最も有効な手段だと思います。
自身で転職先を探してもいいのですが、働きながらだとなかなか大変なので、転職エージェントを利用すると転職活動をスムーズに進めることができますよ。
自分の条件をなるべく詳細に伝え、以下のようなエージェントに手伝ってもらうことによって有利な転職をできる可能性が高まるでしょう。
私はフリーランスで自分で交渉し、契約先を見つけることをおすすめしますが、すべての人がそれを実行するのが難しいというのも事実だと思います。
転職以外にも派遣案件を探してみて以下の記事でも紹介したような派遣薬剤師＋ライターなどの副業もおすすめです。
フリーランスとして自由な働き方を得た方の実例
派遣で様々な医療機関を経験し、その後、自信がついたらフリーランスに転身して自分で契約を得ていくというのも一つの手段だと思います。
以下のサイトでは様々な派遣案件を紹介してもらえますよ。
年収だけでなく、自分のライフプラン、キャリアプランにあった働き方や勤務先を選択していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
