みなさんこんにちは。
働き方の多様化が進む中で、薬剤師としても在宅で活躍できる機会が増えています。
特に副業や柔軟な勤務形態を求める方にとって、在宅ワークは魅力的な選択肢です。
本記事では、薬剤師が在宅でできる具体的な仕事の種類や、その仕事の探し方、受注方法について紹介します。
在宅ワークに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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もくじ
薬剤師が在宅でできる仕事とその探し方、受注方法
1. オンライン薬剤師相談サービス
仕事の内容
オンライン薬剤師相談サービスは、患者が薬に関する疑問や不安を抱えた際に、専門的なアドバイスを提供する仕事です。
主に以下のような業務が含まれます。
- 患者の薬に関する質問に答える
- 副作用や薬物相互作用のアドバイス
- 服薬指導を行う
患者は対面でなくても、安心して薬剤師の助言を得られるため、非常に需要が高まっています。
探し方と受注方法
- 求人サイト
リクナビ薬剤師、マイナビ薬剤師などの薬剤師向け求人サイトで「在宅勤務」「リモートワーク」といったキーワードで求人を検索します。
求人サイトでは、定期的に新しい求人が掲載されるため、こまめにチェックすることが大切です。 - 直接応募
オンライン薬局やヘルスケア系スタートアップのウェブサイトで、キャリアページを確認し、直接応募するのも有効です。
これにより、最新のポジションにいち早く応募することができます。 - 自ら起業する
自ら一からサービスを立ち上げてみるのもおもしろいですね。
キャッシュポイントをどこにするか、料金設定はどうするか、どのプラットフォームを使うかなど、考えることは多いですが、自身の裁量でできるのは面白いですね。
求人サイトの活用方法は以下の記事も参考にしてください。
薬剤師が知っておきたい転職サイト・エージェントの本当のメリットとリスク:賢く使って理想の職場を見つける方法2. 電話・ビデオカウンセリング
仕事の内容
電話やビデオ通話を通じて、患者とのカウンセリングを行う仕事です。
薬剤師は、以下の業務を担当します。
- 患者との電話やビデオ通話によるカウンセリング
- 服薬指導や健康相談
特にコロナ禍以降、直接の対面を避けるためのカウンセリングサービスの需要が増えており、薬剤師の専門知識が求められる場面が多くなっています。
探し方と受注方法
- 専門サイト
在宅カウンセリングサービスを提供している会社(例:MDLIVE、Teladoc)に薬剤師として登録します。
これらのプラットフォームは、患者が簡単にアクセスできるため、安定した仕事を受注しやすいです。
ただ、どちらのプラットフォームもまだまだ薬剤師にはいまいち対応しきっていない感は否めません。 - フリーランスプラットフォーム
ランサーズやクラウドワークスなどのプラットフォームで「薬剤師 カウンセリング」と検索し、案件に応募します。
フリーランスとしての活動を広げる良い方法です。
3. 医薬品情報提供サービス(DIサービス)
仕事の内容
DIサービスでは、医薬品に関する最新情報を収集し、それを医療従事者や患者に提供する役割を担います。
具体的には以下の業務があります。
- 医薬品に関するリサーチ
- 医療従事者や患者への情報提供
医療情報の正確性が求められるため、薬剤師の専門知識が不可欠な分野です。
探し方と受注方法
- 医療系情報サイト
ミクスや日経メディカルなどの医療系情報サイトで求人を探します。
これらのサイトでは、医療分野に特化した求人が見つかるため、薬剤師に合った仕事が見つけやすいです。 - 医薬品メーカー
製薬企業のウェブサイトで、在宅勤務のポジションを探すことも可能です。
特に医薬品に関するリサーチやデータ提供の分野で募集があります。
4. メディカルライティング
仕事の内容
メディカルライターとして、医薬品や健康に関する情報をわかりやすく執筆する仕事です。
主な業務は以下の通りです。
- 学術論文の執筆
- 製薬企業のプロモーション資料や患者教育用資料の作成
医療の知識をわかりやすい言葉で伝える力が求められるため、薬剤師の知識を活かせる仕事です。
探し方と受注方法
- ライティングエージェンシー
医療系ライティングを専門とするエージェンシーに登録し、案件を受注します。
安定した仕事の供給が見込めます。 - フリーランスプラットフォーム
クラウドワークス、UpworkやFreelancerで「メディカルライティング」の案件を探し、フリーランスとして働くことも可能です。
5. e-Learningのコンテンツ制作
仕事の内容
薬学に関するオンライン教育や研修プログラムを作成し、教材の開発に携わる仕事です。
具体的には以下の業務があります。
- オンライン教育プログラムの開発
- 教材や講義資料の作成
教育の現場でも、オンライン学習の需要が増えており、薬剤師の知識が役立つ分野です。
探し方と受注方法
- 教育機関
オンライン教育を提供する大学や専門学校のウェブサイトで、教材開発の求人を探します。 - 教育プラットフォーム
UdemyやCourseraで講師として登録し、自分のコースを提供することもできます。 - 自身でYouTube配信をしてみる
自身でコンテンツを作成してYouTubeなどの動画配信プラットフォームに投稿してみるのも面白いかもしれません。
6. 在宅療養支援
仕事の内容
在宅療養する患者に対して、薬の管理や服薬指導を行う仕事です。
特に高齢化社会の進行に伴い、在宅医療の需要が高まっています。
以下の業務を担当します。
- 施設や在宅患者への薬の管理
- 服薬指導や療養支援
今はまだ患者宅への訪問が多いですが、今後は電話やビデオ通話での対応が中心となってくるのではないでしょうか。
探し方と受注方法
- 在宅医療サービス企業
ニチイ学館やセントケアなどの在宅医療サービス企業で求人を探します。 - 自治体
自治体が主導する在宅医療支援プロジェクトに参加することも可能です。
7. 調剤ロボットの遠隔管理
仕事の内容
調剤ロボットの監視や管理を遠隔で行う仕事です。
ロボットが誤って調剤しないように、以下の業務を行います。
- 調剤ロボットの管理・監視
- 調剤ミスの防止と在庫管理
ITと薬剤師の知識が融合した、新しい働き方です。
探し方と受注方法
- テクノロジー企業
調剤ロボットを開発している企業の求人情報を探します。 - 病院・薬局
調剤ロボットを導入している病院で、在宅勤務の求人を探すことも有効です。
8. 健康コーチング
仕事の内容
患者の健康状態やライフスタイルを改善するためのコーチングを行う仕事です。
特に、生活習慣病の予防や栄養指導などに注力します。
- 健康管理やライフスタイル改善の指導
- 栄養、運動プランの提供
健康意識の高まりとともに、薬剤師の知識が役立つ仕事です。
探し方と受注方法
- 健康コーチングプラットフォーム
NoomやMyFitnessPalなどの健康管理アプリでコーチとして登録します。 - 個人ビジネス
自分のウェブサイトやSNSで健康コーチングサービスを提供する方法もあります。
9. 臨床研究支援
仕事の内容
臨床研究に参加し、データの収集や分析、研究プロトコルの作成を行う仕事です。
薬剤師の専門知識が役立つ以下の業務を担当します。
- 臨床データの収集・分析
- 研究参加
臨床研究の現場でも、在宅でのサポートが可能なケースが増えています。
探し方と受注方法
- 製薬企業やCRO
製薬企業や治験支援機関(CRO)の求人を探します。 - 臨床研究機関
臨床研究を行っている大学病院や研究機関で求人を探します。
まとめ
薬剤師が在宅でできる仕事には、さまざまな選択肢があります。
以下に、今回紹介した9つの在宅ワークをリスト化しました。
- オンライン薬剤師相談サービス
患者の質問や服薬指導をリモートで対応 - 電話・ビデオカウンセリング
電話やビデオ通話を使った健康相談 - 医薬品情報提供サービス(DIサービス)
医薬品の情報をリサーチし提供 - メディカルライティング
医療関連の文章執筆や資料作成 - e-Learningのコンテンツ制作
薬学教育や研修プログラムの教材開発 - 在宅療養支援
在宅で療養する患者への薬の管理や指導 - 調剤ロボットの遠隔管理
調剤ロボットの管理・監視業務 - 健康コーチング
患者の健康管理やライフスタイル改善をサポート - 臨床研究支援
臨床研究のデータ収集やプロトコル作成
これらの在宅ワークを活用すれば、薬剤師としての専門知識を活かしながら、柔軟な働き方を実現することができます。
自分に合った働き方を見つけ、在宅でのキャリアを広げてみましょう。
また、フリーランスとしての活動も視野に入れることで、さらに柔軟な働き方が可能になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。