バイオシミラーについて、「ジェネリックと同じようなものですか?」と聞かれることがあります。名前だけ見ると似ていますが、薬の性質も承認の考え方も少し違います。
バイオシミラーは生物学的製剤の後続品であり、ジェネリックとまったく同じ考え方ではありません。
もくじ
まず結論
ジェネリックは主に化学合成医薬品の後発医薬品ですが、バイオシミラーは生物学的製剤の後続品です。どちらも先行品を参考に開発されますが、バイオシミラーでは品質、安全性、有効性を同等/同質として示すための考え方がより複雑になるため、患者説明では「同じ点」と「違う点」を分けて伝えると分かりやすいです。

| 項目 | バイオシミラー | ジェネリック |
|---|---|---|
| 対象 | 生物学的製剤 | 主に化学合成医薬品 |
| 考え方 | 同等/同質を示す | 同等性を示す |
| 患者説明 | 生物由来の複雑さも含めて伝える | 有効成分や効き目の同等性を伝える |
患者さんへどう説明する?
1. 似ているけれど同じ言葉ではない
どちらも「先行品を参考にした薬」ですが、対象が違います。
2. バイオシミラーは生物学的製剤の後続品
そのため、ジェネリックと同じ説明だけでは足りないことがあります。
3. 不安には事実で答える
承認時に品質、安全性、有効性が評価されていることを短く伝えると理解されやすいです。
患者説明では、難しい製造の話より、「参考にする薬はあるが、薬のタイプが違う」と伝える方が分かりやすいです。
今日からできる行動
- 先発医薬品とジェネリックの違いを読み、共通点と違いを整理する
- PMDA添付文書検索の使い方で、製品ごとの確認ルートを持つ
- 患者さん向けには「生物学的製剤の後続品」という一言で説明する練習をする
参考にしたい情報
まとめ
バイオシミラーとジェネリックは、どちらも先行品を参考にした薬ですが、対象や説明の仕方には違いがあります。患者さんには、同じ点と違う点を分けて伝えることが実務的です。
比較のポイントを整理しておくと、患者説明の迷いがかなり減ります。


